今年(3月21日~22日)、済州島と釜山で日本脳炎を媒介する「アカイエカ(Culex tritaeniorhynchus)」が初めて確認されたことから、23日、全国的に「日本脳炎」注意喚起が発令されました。
「日本脳炎」を媒介する「コアカ蚊」は、水田や納屋、水たまりなどに生息し、主に夜間に吸血する、こげ茶色の小さな蚊です。
「日本脳炎」に感染した人のほとんどは、発熱や頭痛などの軽い症状で済みますが、ウイルスが脳に広がると、250人に1人の割合で、高熱、けいれん、首のこり、錯乱、けいれん、麻痺などの重篤な症状が現れます。 30%は死に至る可能性があります。
特に「脳炎」の場合、回復後も30~50%の患者様で、受傷部位に応じて様々な神経学的合併症を発症することがあります。
※過去5年間(2018年~2022年)に報告された日本脳炎患者92人中54人(58.7%)に合併症が発生し、認知障害、麻痺・運動障害、言語障害、痙攣、精神障害が続きました。
水田や養豚場周辺など、日本脳炎を媒介する蚊が発生するリスクのある地域に住んでいる人、および日本脳炎のリスクのある国に住んでいる人*日本への旅行を計画している人の中で、日本脳炎の予防接種を受けたことがない成人などのハイリスクグループは、予防接種を受ける必要があります。**お勧め
* オーストラリア、バングラデシュ、ブータン、ブルネイ、ビルマ、カンボジア、中国、インド、インドネシア、日本、ラオス、マレーシア、ネパール、北朝鮮、パキスタン、パプアニューギニア、フィリピン、ロシア、シンガポール、スリランカ、台湾、タイ、東ティモール、ベトナム (出典: CDC)
** 国の予防接種補助対象外で日本脳炎の予防接種を希望する場合は、医療機関で有料接種(ワクチンの種類や接種回数は医師と相談の上決定)
日本脳炎は何よりも蚊に刺されないようにすることが重要であり、蚊が獲物となる時期は常に蚊に刺されないようにルールを守る必要があります。 具体的なルールは以下の通り。
蚊に刺されないようにするためのヒント
▲野外活動
– 肌の露出を最小限に抑えるために、明るい色の長いズボン、長袖、ゆったりとした服を着てください。
– 露出した皮膚、衣服、靴の上、靴下などに防虫剤を使用してください。
– 蚊を引き寄せる強い香水や化粧品の使用を控える
・キャンプなど屋外で就寝する場合は、テント内で蚊よけ加工を施した蚊帳を使用する
▲自宅とその周辺
– 蚊帳を確認するか、蚊帳を使用する
– 蚊が繁殖するのを防ぐために、家の周りの水たまりや詰まった排水管からたまっている水を取り除きます
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