北朝鮮の衛星打ち上げ予告…日本の「殺害命令」に猛反発

日本政府は「日本の領土が陥落した場合に備える」

弾道ミサイル技術を使って発射すると事実上主張

岸田文雄首相は29日、東京の首相官邸で北朝鮮による人工衛星打ち上げ計画の通告について記者団の質問に答える。 AFP聯合ニュース

日本の新聞共同通信は、北朝鮮が29日、日本に対し31日午前0時から来月11日午前0時までに人工衛星を打ち上げると通告したと報じた。 日本政府は、弾道ミサイル技術を利用した人工衛星の打ち上げは国連安全保障理事会決議違反だとして、破壊を命令するなど猛反発した。

共同通信によると、日本の海上保安庁は同日、北朝鮮からこの期間中の人工衛星打ち上げ計画に基づき海上に危険水域を設定する旨の連絡があったと発表した。 日本のNHKは「北朝鮮はこの方針を国際海事機関(IMO)に伝えた」と説明した。

同氏は「降下が予想される海域は計3カ所あり、西海2カ所とフィリピン東方1カ所で、いずれも日本の排他的経済水域(EEZ)外だ」と述べた。

岸田文雄首相は同日、首相官邸で「北朝鮮が人工衛星だと主張しているにもかかわらず、衛星技術を用いた弾道ミサイルの発射は安保理決議違反だ」と述べた。

特に沖縄県に配備されている地対空誘導弾やパトリオットミサイルについて触れ、「日本の領土に落下した場合に備え、浜田康和防衛相が『廃棄命令』を発令している」と指摘。

また「日米韓、日米と緊密に連携し、北朝鮮に強い自制を求めていく」「情報収集と分析に全力を尽くす」と声を高めた。 」

松野博一官房長官も記者会見し「飛翔体は南西諸島を含む日本の領土を通過する可能性がある」と述べた。 南西諸島とは、九州南部から台湾付近ま​​で広がる島々のことを指します。 同盟国との電話会見を行うかどうかについては「何も決まっていない」と言葉を留保した。

米国でもさまざまな反応があった。 北朝鮮の衛星打ち上げ計画に関する聯合ニュースの調査に対し、「弾道ミサイル技術を用いた北朝鮮によるいかなる打ち上げも、多くの安全保障理事会決議に違反する行為である。打ち上げに使用される宇宙ロケット(SLV)を含む安全保障上の責任」と回答した。同氏は、「宇宙発射装置には、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を含む弾道ミサイルに使用されるものと同一または互換性のある技術が含まれている」と答えた。

一方、中国は「バランスの取れた解決策」を重視している。 中国の茂寧報道官は29日の定例会見で、北朝鮮の「人工衛星打ち上げ」が安保理決議違反ではないかとの質問には即答せず、「朝鮮半島の情勢が不安定になったのには理由がある」と述べた。今日届きました。」 私は、この問題の困難に向き合い、政治的解決の方向性を堅持し、各党の懸念をバランスよく解決していきたいと考えています。 」

朝鮮中央テレビは17日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が16日、初の軍事偵察衛星計画に現地で助言を行ったと報じた。

北朝鮮の人工衛星打ち上げ計画の発表を、海外メディアは大ニュースとして一斉に報道した。 AP通信は、「北朝鮮は今月初めに初の軍事偵察衛星の打ち上げを発表した」ものの、「これは対北朝鮮制裁に関する安保理決議違反に当たる可能性がある」と指摘した。弾道ミサイル技術が使われている。」 」

ロイター通信は専門家の話として、「この衛星は戦時における標的攻撃能力の向上を目的とした監視技術プログラムの一部である」と伝えた。

北朝鮮は4月、初の軍事偵察衛星が完成したと発表した。 その後、朝鮮中央テレビは、金正恩委員長が16日の衛星打ち上げに向けて非常任委員会プロジェクトを指導し、今後の行動計画を承認したと報じた。 このため、北朝鮮が遅かれ早かれ人工衛星をロケットに搭載して打ち上げる可能性が観測されている。

Miyazaki Yumiko

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